源究229t229
NO | テーマ | 月日 | NO | テーマ | 月日 | NO | テーマ | 月日 |
4091 | 丁寧さ | 5/10 | 4096 | 投票率・・・ | 5/29 | 4101 | 水琴窟 | 6/13 |
4092 | しなやかさ | 5/14 | 4097 | 幸せ | 6/2 | 4102 | ヒント? | 6/16 |
4093 | 晴耕雨読 | 5/17 | 4098 | 祈り | 6/5 | 4103 | かまえなし | ☆ |
4094 | 泡沫 | 5/20 | 4099 | お先にどうぞ | 6/8 | |||
4095 | 政(まつりごと) | 5/24 | 4100 | 互譲の精神 | 6/11 |
4091:丁寧さ
顔つきはその人の心の中を反映します。いかに繕い上手でも外と内は繋がっていますから上手く隠せたとしても、いずれ行動に現れますよ。その証に赤ちゃんを見れば頷けます。人は歳をとることでいろんな事を学びます。総じて身口意の三業。 控えめ・丁寧さはその人が持つ品性・人格。好き嫌いは自と他を区別する。一時の流行語となった忖度(そんたく)は、”相手の気持ちをおしはかる”が本来の意。問題なのは見栄見栄な自利の振る舞い・・・・ 普通は周りの反応を観て、自ら加減、塩梅(按配)するものでしょうが、それがスッポリ欠けている。 仏教では法相宗の根本思想の唯識で心の動きを説いています。難解ですが 心機一転 覚悟して 覗いてみてはどうでしょう。何かを感じると思いますよ。 日本には653年道昭によって伝えられた。なんと経年 1372年、その間に外の景色はだいぶ変わりましたが人間の内なる心はどうでしょう? 何も変わってはいない。むしろ 危うくなっている? 生成AIへの妄信?気が付けば、陰謀悪業に加担することになりませぬか? |
本当に 子ども向けのゲームが兵器に使われているのでしょうか?遠隔操作で飛ばすドローンをあげるまでもありません。人間の創ったものを人間が破壊、改造するのは新たに作るより易しい。本来の用途とは違った目的に使われ規制できない現実、それは入口は作っても出口を作らない”袋小路”と同じ、迷い込んだらどうなるか想像できるでしょうに~。生き物の中で人間だけです豊かさの代名詞を金持ちとしてしまった。それを良しとした結果、様ざま問題を生んでいる。壊れた蛇口の様に流れる水を止められない、茫然自失。水か枯れるまで待つのだろうか この機に及んでも、それは想定外だったと言うのでしょうか? 連休あけの日曜日、106歳で亡くなった方の四十九日忌があります。前日、喪主の方から丁寧な電話を頂いた。「35年前に亡くなったオヤジと連名で位牌を作りましたので宜しくお願いします。」と。お母さんは若い時からひらがな文字を習っていたそうで90歳を過ぎても毎日、筆を持つのは続けていたそうです。そう言えば棺の中に 直筆の書が入れてありました。 |
4092:しなやかに
角ばった処がなく柔軟で弾力に富んでいる姿は失いたくないものですね。一見 強そうに見えて壊れやすい、逆に弱弱しく頼りなくみえても強かに。身口意・・からだ・ことば・こころ・・三業のしなやかさはどうしたら身に付くのでしょうね。勿論、人間だけじゃなく”万象を支配している理法”を弁えて。熱帯雨林とチベットの山岳地帯では生き物や植物が違います。当然 人間もです。環境に順応した生活を先人達は長い時間をかけて築いてきた。それが産業革命を境にして大きく変わったという。 何がどう変わったか?動力機械の発明とその応用によって産業技術の画期的な変革でした。18c半ばの英国がその発端で日本には約150年遅れで入ってきた・・・・・。追い付け追い越せの旗印の下に、活気に溢れた時代。だが他国との軋轢が生じ、2度の戦争に参戦。その惨劇を経験した世代は減り、日本の立場も微妙、役割も何を基軸とするか曖昧となっています。しなやかさは環境にうまく適応するための条件、それと忘れてならぬことは シッカリと根を張ることです。。。ネ。 |
未来に希望をつなぐには、しなやかさと優しさが大切なんですよね。 ・・・恩に報ゆる者は煩悩を洗われて其の身を清く保ち、一河の流れに同じ水を挹(く)みたる儔(ともがら)は、幽明界(ゆうめいさかい)を隔つといえど等しく御仏の光に会う・・・(供養文一節) ≪煩悩≫は、良心の苦しみを生み出す心の働き。肉体や心の欲望、他者への怒り、仮の実在への執着・・・・・ 拠りどころを失い、転々と彷徨う”流浪の人々”に向かって容赦ない攻撃を加える様は、見るに堪えません。傍観者だって当事者です、一河を地球に置き換えればそうなります。いつの頃か人間は身勝手になり過ぎた、道理に反した行為を恥じるのではなく逆に自慢するようになっている。 今 必要なことは立ち止まる勇気だと思うんです。祖師”空海”のお言葉・・・・・こころ清ければ即ち仏を見る・・・・・・。宗教は違っても”願い”は同じと信じます。 |
4093:晴耕雨読
長閑な片田舎。丸々太った猫が縁側で日向ぼっこ。高層ビル林立の大都会。春夏秋冬隔てなく蟻のように忙しなく歩く人の群れ、どちらが良いんだか判らない。他人事じゃないよ、知らないうちに自分がその群れの中に居るんだわ。 我が家のミイちゃん、半年前から、げっそりと痩せ、風貌も変わり、寝ている時が増えました。それが、いつの間に毛並みも戻り、毎夜,,外の見廻り(?)に暇なし・・・聴く処によれば猫年齢は人間の6倍とか。それなら私と同世代、そう言えば仕草が私とよく似てきた。 余談になるが、猫に認知症はあるのだろうか?猫は傷を嘗めて治すというが我々人間はどうか・・・・。認知症専門の先生がラジオ深夜便で話していた。認知症になると過去・現在・未来が繋がらない。それが病判断の一つになるという。逆に認知症にならない人も半分位いるそうで、何故なのかは判らないことが多いとも。何故先生は認知症の専門医になったのか尋ねられ・・・≪母親と久しぶりに会った時、どちら様ですか?≫と聴かれた。多聞それが切っ掛けだったと。正直な先生だと思った。 |
周りの 環境が目まぐるしく変わっています。農地が住宅地へ、売りに出た畑に重機が入り、分割された土地に一戸建て。建築費高騰のご時勢なのに、次から次と建物が立つ。だが、道路や上下水道の整備が間に合わず。どう見たって計画性は感じない 25トンの大型クレーンがフル稼働、最近、立ち木の伐採の依頼が増えているという。私が住職している寺も立ち木の枝落とし、前から頼んでおいたのでやっと順番がきた。最近の自然災害の多さに心配してのこと。この儘いけば”晴耕雨読”も幻想と成り下がる。何かがおかしい、やっと田植えが始まったばかりだというのに、もう新米の買い付けは終えたとか。もしも 契約通りの米が取れ無かった場合はどうなるんでしょう。 ”国策に売り無し”は投資の格言だという。これも神頼みのような気がしてなりません。藤本義一さんが書いていた・・・≪ルールについて、日本人は大きな間違いをしていると思いますね。本来、ルールよりも先にマナーがあるものなんです。≫・・・・(折々のことば) |
4094:泡沫(うたかた)
『枕草子』『方丈記』『徒然草』は日本の三大随筆、書かれたのは1001年~1330年の間、元号では平安~鎌倉末期、鴨長明は一丈四方の小庵に隠棲し筆を認め”方丈記”(1212)を著わした。その当時、火災、地震、竜巻などが連続して起こっています。今の日本とはどこが違うのでしょうね。福原京遷都(1180)があったことでしょうか。・・淀みに浮かぶ泡沫(うたかた)は、かつ消えかつ結びて、久しくとどまることなし・・・諸行無常を表す名句。人々が夢中で追い求めているものが実は消えて無くなるはかないものだという。☆一丈四方=約9㎡ 豊かさのまぼろしに熱中し、順逆の判断を見誤る。悪の温床!策を弄し、ルールばかりでマナーなし。クワバラ~クワバラ。、 |
〇誘惑多きご時世で何を信じて良いのやら、清貧、知足、無、空、・・・五欲に向き合う術なき我が身・・時は流れて浮かぶ泡沫。(ナマグサ) (問)問答無益なるか 如何? (問)彼岸に渡る土産物 ? (答) かまえなし 順逆→恭順・反逆→順境・逆境→逆順の遍路路。籠に乗る人、担ぐ人、そのまた草履を作る人。 * 念願だった浅草に独りで行ったAさん、その日は丁度三社祭りの最中で、人ひとヒト、さぞ驚いたことだろう。直ぐに高速バスに乗って帰ってきたという。スタッフが≪どうだった?≫と尋ねると(答)≪御朱印をもらえなかった≫・・・・・・。(幹部ミーティング) ※ 久しぶりに東京へ、時間があったので上野で降りて小休止・・・・駅構内がカラフルでとても綺麗になっていた。浜松町界隈は高層ビルが増え過ぎて・・・高所・低所・閉所の恐怖感・・・。クワバラ・・クワバラ。 |
立場を弁えず、軽い気持ちでホンネがポロリ、政を祭と勘違う。弁明でウケを狙ったつもりとは、開いた口が塞がらず。もっと判り易く説明願いたいものである。最近思うことです、日本の政(まつりごと)の責任の取り方が甘すぎるように思う。 今の政治不信の最大の元凶がここにあることが理解できない人達。5月13日、南米ウルグアイの元大統領のホセ・ムヒカ氏が89歳で亡くなった。ムヒカ氏が日本に来られた時、大学での講演で”清貧”の重要性を説いたのを良く覚えています。「世界で一番貧しい大統領」と謂われても恥じることもなく否定もせず淡々と自らの使命を果たした政治家だった。判り易い言葉と質素な生き様は私たちのこころに染み通る。聴衆から今の日本をどう思いますか?と問われ、”日本人がもっていた”たましい”を失い魂の抜け殻のようだ”・・・と語った。 日本の役割というと、相も変わらずODA(国際開発援助)しか浮かばない。それも何かしっくりしない。”清貧”を辞書でひくと・・・”冨を求めず、正しい行いをしていて貧しいこと”。 |
涅槃寂静は三法印の中の一つ。意味は<あらゆる煩悩が消滅し、苦しみから離れた安らぎの境地>。仏教の基本になる考えです。 人は生れてから死ぬまでの間を此岸、その生き様は一人ひとり違いますが誰だって”安らぎ”を望んでいます。もし、そうじゃ無いとしたら何か原因がありますね。”つもり違い”です。人生の思いがけない落とし穴は いつ どこで 何がそうさせるのか? 判っているのでしょうか? 穴に落ちない為にすべきことは自戒すること。 それを教え諭す者が周りにいないと嘆いたって お門違いも甚だしい。因果の小車は止まりませんよ。 |
4096:投票率・・
相も変わらず低空飛行の投票率は日本全国に拡大、人口130万を越える県庁所在地の市長選、投票率は35%台。有権者の数の半数以上が意志を表明しないという忌々しき状況が常態化。どうしてこんなことになってしまったのか???民主主義国家として恥かしくないですか。・・・因果の皿の縁(ふち)・・、因果は皿の縁を一回りするくらい短い時間で巡るということで どこもかしこもにたりよったり。日本は世界有数の火山国、現在も噴煙を上げている活火山はあるが多くは休んでいる。政治と火山を比べるのも如何なものかとは思うが どうでしょうね。いつ爆発するか判らないのに緊張感は?。少数与党でスタートとした現政権、外交、内政いずれも問題山積で悪戦苦闘、野党も野党だ。政権をとるには絶好のチャンス到来。それなのに、纏まるどころか野党同士で足をひっぱりあっている。要は政権を獲るつもりが無いんだよ。そうとしか思えない。 |
平日の東京駅、人がごった返し、乗り換えるのにいつも迷ってしまう、これが時間帯によって更に凄い状態になるのかと思うと、この儘帰りたくなった。子供連れ、お年寄りにとっては自分の身を守るのも大変だ。これが日々繰り返されている。 何もかもが膨れ上がった東京で何から手を付けたら良いのか正直分かるまい。浜松町駅前の建設中高層ビルの脇を通る時、いつも恐怖感を感じます。万が一 上から何かが落ちてきたら・・・・と。 首都移転構想は今 どうなっているんですかね~。検討はおこなっているのでしょうがその中味は判らない。日本の未来に希望!を象徴した世界貿易センタービルが解体され、その場所に新たな高層ビルが現在作られている。 ☆ 私が思う「貧しい人」とは、限りない欲を持ち、いくらあっても満足しない人のことだ。でも私は少しのモノで満足して生きている。 人は苦しみや敗北からこそ多くを学ぶ。以前は見えなかったことが見えるようになるから。人生のあらゆる場面で言えることだが、大事なのは失敗に学び、再び歩み始めることだ。(『ホセ・ムヒカ 日本人に伝えたい本当のメッセージ』萩 一晶)) |
4097:幸せ
”幸せ”ってどういうことですか? 突然問われて言葉が出ない。理想と現実、それに疑いを持たず、あたり前でしょう・・と判ったふり、その思いは降って湧いたように現われてはまた消える。人生100年時代というけれど、100歳を生きた人は全体からみたら一部でしかありません。今から30年ほど前になりますがチベット仏教の巡礼家族とラサの寺で出遇った時のことを思い出します。最小限の荷をもち五体投地しながら何日もかけ聖地に向かう。その中には10歳にならない子どももいました。日本との違いを諸に感じます。私たちが夢中になって豊かさを求めるのは真の幸福を獲るためのものだったのでしょうか?世界幸福度ランキング2025というものがあります、147ケ国の中で日本は55位となっています。過去にGDP世界NO:2になった幻影から今も離れられずいつの間に世界の評価が下がってしまったという現実をリーダー(?)達は謙虚に受けとめるべきと思います。 |
2015年ウルグアイ大統領を退任した翌年、ムヒカ氏が日本に来られて若者たちに向かって語った。そのメッセージが果たして届いたでしょうか?ムヒカ氏を知れば知るほど・・彼のようなリーダーがどうして日本では出てこないのだろうかと訝しい。言葉の重さは行動が伴って初めて生れる。いくら美辞麗句を連ねてもダメなことは駄目・・・・・・。幸福度が55位という結果を信じるか信じないかは個の問題? でも毎年順位を下げていると知れば話は別だ。どうにかせにゃ~ならんでしょう! <日本人が昔もっていた”たましい”を失った。>これは 日本を愛するムヒカ氏が語った言葉です。今の日本では無理難題。<政治家の言葉が”貧困”>とはムヒカ講演を聴いた方の弁・・・・”核となる人生経験がないから、薄っぺらい言葉しか出てこないのではありませんか。計算づくのパフォーマンスと、あざとさだけが透けて見える”(上掲:p181) と一刀両断。どうも明るい見通しはないようだ。それで どうするの?・・・・・・・。 |
4098:祈り
・・・祈り、それは人間だけかもしれません。文字や言葉が無かった時代(?)にも”祈り”はあったはず。人は1人では生きていけないのだから。 祈りの形が変わっても変わらないものはあると思います。地球上の人間の数は増え続け80億人を超えた。生命は、いつ、どこで、いかにして誕生したのでしょうか???私達は様ざまな話を聴いてきました。でも今判っていることは謎のほんの一部だと謂われています。 <俺、毎日墓参りに行っているだよ。そうしないと気が済まないんだ・・・・>と奥さんの一周忌法要を頼みに来た時に話された。。喪主とは、小学校6年の時に転校してきて知り合った。62年前になります。彼は小学校を6回変わったという話をその時初めて聞いた。父親の仕事の関係だったという。 私たちは大切なものを失って初めて気付くことがあります。いくら悔やんでも元にもどらず、その現実と向き合って生きるしかありません。四苦八苦しながらも希望を失わす前に進もうと・・・・。それが”祈り”の本来の姿なんだろうと思いますね。。 |
自暴自棄にならず、再び歩み続ける。道標に新たな道を書き加え、そこを目指して歩いて行けば嘗て見たことがない風景に出会うこともできるかもしれません。 四国遍路の旅支度、笈摺(おいずる)に”同行二人”の祈り札・・・・・。水無月、各地の寺はお盆の準備に入ります。雨の合間をぬって境内の草刈り、草木は雨の恵みを受け背丈を伸ばす。毎年、この時期になると同じことの繰り返し、一日一日の積み重ね、いつの間にか365回、それが新盆位牌は一度だけ。 思い通りにならぬと嘆くより 他にやること有るんじゃないの!黄泉の国への通行手形、年中無休で営業中、アンタねえ~急いで並んでどうするの? 此処は ホレ 心機一転 只管励むリハ〇リ〇ーション。(ナマグサ) |
4099:お先にどうぞ
己の利害、欲、感情に左右されモノゴトを見る。欲目。”知足”を見直してみたらどうなのか、気持ちが楽になるかもしれない。貴方にそういった経験はありませんか? 我先にと人をかき分け奪い合う!そんなことより ”お先にどうぞ”。 自由放任主義には秩序は馴染まない。ルールが有っても守らない マナーの先に権利の主張。我が物差しで正統化、茲に”譲り合う”妥協は生れない。自然の摂理からすれば、右肩上がりの成長など在り得ない。時間を400年前に戻し、アーカイブ、従うサンチョ=パンサを失って独りだけの遍歴の旅、挙句の果ては終の棲家も見つからず。Why don't you go ahead ? |
急激な周りの変化に適応するのが難しくなった。体調の異変を知るのは後から、思い通りに行かないことが増え、それがストレスとなって悪循環を繰り返す。 おそらく 現代人の多くがそんな思いをしているに違いない。こうなる因を釈尊は欲垢煩悩<よくあかぼんのう>と説いた。欲垢で汚れた身を洗い落す方法を・・・探してはどうでしょうと説法(法を説く)。それには自らに問い続けることが肝心と。 余談になるが人間に2つのタイプがあると。ハムレットの思索型と理想主義的情熱家のドン・キホーテ型。150年ほど前のロシアの作家、さて誰だったか????。「ハムレット」と「ドンキホーテ」 貴方はどっち?自分に問いてみたらどう?今 そんなこと言っている場合じゃない。Why don't you go ahead ? |
gIve and take(持ちつ持たれつ)の思いが萎える社会はどうして生れるのか?共生とは真逆で独善主義が蔓延り、やがては人々の穏やかさや温かみが感じられない殺伐とした世になってしまうのでは? 過去にも同じような経験をしたはずでしょうが・・・懲りずに愚行・蛮行を重ねてしまう。 釈迦は、このような世態は”欲垢煩悩”によって起こると説いた。欲垢は欲望・執着・迷いなど人間が生まれつき持つ性質のこと・・・・・。人間!褒められると気持ちが良く、己を過信し、おごり高ぶってしまう。それを慢心だと諫めたのです。なんと!それを良い事に自分を利するため、”詭弁””褒め殺し””搾取”・・・。いま経済至上主義は大きな岐路に立っている、あまりにも格差が拡大し過ぎてしまった。望むと望まぬと・・・・”無常”は永遠の真理です、蜜月関係もいずれ壊れるってことか!やっと思い出しました、上掲の作家はツルゲーネフでした。 |
風向きが変わった? 日中の蒸し暑さが夕方急に冷たい風となる、この時期は天気の急変は珍しくはない。自然との共生がなかったら生き物は疾うに地球上から絶滅していたかもしれません。原始仏教には釈迦の開教から部派の分裂が始まるまでの間の釈迦の教えが遵奉(しゅんぽう)されている。ニルバーナ(涅槃:やすらぎ)を求め、今こそ原点回帰。 ・・・・心暗きときは、すなわち遇う所ことごとく禍なり。眼(まなこ)朗らかなるときは途(みち)に触れて皆宝なり。・・・・(性霊集) |
4101:水琴窟
洞窟内に水滴が落ちた時に発生する反響音、それを庭園にいかした昔からの庭づくりの技、観音寺の山門脇の水琴窟(すいきんきつ)、耳を澄ませば、微かに聴こえる。その音が訪れた人の安らぎになればと・・・・・! 自然との共生も多種多様。・・・・・有りの儘の姿に清貧さを追い求めた”良寛”さん、・・・もしも、今の”米騒動”を見たらなんと?・・・・主食と言いながら、作る人、食べる人より間に関わる人達が主役。これぞ今の世の中を反映する”主客転倒”。複雑な訳ありでもっと単純明快にならぬのでしょうか?無駄と言えば是がムダ、いくらなんでも付加価値とは謂わんでしょう。 安らぎ・和みは程好い加減 水と瓶(かめ)の妙音に 風がそえて 古(いにし)へしのぶ (ナマグサ拙句) |
頭(あたま)隠して尻(しり)隠さず。・・・・愚かさを嘲(あざけ)る意。 どんよりしてスッキリしない天気、関東地方が梅雨入りしました。今年は平年並みとのこと、予報は年々正確さを増している。気象衛星と過去のデーターからの解析は判り易い。それと比べて、コメ流通の仕組みはどこでどうなっているのか判り辛い。これで本当に日本の食糧確保は大丈夫なのだろうか? 梅雨前線が停滞、線状降水帯が発生しています。田植えしたばかりの農家の人々は気が気でなるまい。収穫前に”青田買い”した業者は心中は如何に。ここに一連の混乱原因がある、それを政治の責任というだけでは何の解決にもなるまい。いつものような型式的な謝罪で済ませられては堪ったもんじゃない。政治は結果だ! |
4102:ヒント?
社会の定説・・・ルール・・・ペナルイティ・・・反則を犯せば罰則を科す。これがドンドン怪しくなっているように思えて仕様がない。ハッキリ言って”なんでもあり”という状況? 途方に暮れる者あれば チャンス到来と考える者あり。 生活三原則、衣食住、??? ・・・G7 ??・・・役目を果たし終え、消えゆく運命・・・時代遅れ、先端技術、共に名付けたアナタもまた、いずれ無常の理の下に帰す。あああああ!古古古古米 『古』を幾つ並べりゃ~気が済むの それより 何が大事か ここは 粛々と ひたすらに 我が途に 思いを巡らせ そぞろ 励めよ ! |
”ささやき千里 ”内緒話が直ぐに遠くまで伝わるという諺(ことわざ)。まさか蒸気機関車が登場した頃と比べても仕様がない。それを疑うものはいないでしょう。でもその影響はとなれば話は変わる。良かれと思って作られたものが、あに図らんや、悪業に利用され、こんなはずじゃ無かった・・・・と。進化と退化も実は2ではない。(不二の法門) 宗教・哲学・倫理・・・人間が考え、創り出す。正確にはing、止まることを知らない。問題解決のヒントは有っても完璧な正解はない・・・。 『人間は努力する限り迷うものだ』(ゲーテ)それじゃ~ どうすれば良いの? 新たな疑問。 身近な話です。弔辞によく出てきますね。・・・・後のことは 心配せず ゆっくりお休み下さい・・・・と。ただし、是は平時の場合、いま それが言えるかどうかは 悩ましい。 そこで 良寛さんに再々登場してもらい 辞世の句・・・裏をみせ 表をみせて 散る紅葉・・・ 人生100年 長いか短いか それはアナタ次第? |
≪追記≫ どうして 地球上で戦争が無くならないのでしょうか?仏教はこの難題にどう向き合えば良いかを説いているでしょうか・・・自分に災禍が降りかからなければ本気になって考えす・・・そして、いつの間にか忘れてしまう。、どうにかして解決へのヒントを見つけたい。在俗の立場から相手の身になって考えることの大事を諸菩薩に突き付けた維摩(維摩経)に・・。禍の最大の因は己自身にあると観る。 円相。一周してもとへもどること。-edではなく -ing。曼荼羅に描かれた仏を取り囲む円。墨で一筆で描かれた円。 |
4103;かまえなし
一枚の和紙に≪一円相≫、脇に”かまえなし”と書かれてあります。 恩師が自分への戒め、励ましとしてきたもの。生き様から察することができます。半世紀以上昔の話、正月にはいつもご自宅を訪れた。今 その家は取り壊され空き地になっています。植木は当時の儘残っており、庭木の手入れを、スタッフとメンバーさんで行ってくれています。 ・・・・恩に報ゆる者は、煩悩を洗われて其の身を清く保ち、一河の流れに同じ水を悒みたる侍は幽明界を隔っといえども等しく御仏の光にあう・・・。過ぎ去った遠い過去に思いを馳せ、気持ち安らぐ、先を想えばかまえてばかり。(師の二十五回忌 ) |
今を生きる生き辛さ・・・・便利さと豊かさを求め、飢えたように嗅ぎ回る。散らかし放題、・・本当にそれでお望み通りのものが手に入りましたか? 己に問うことをせず、大切なものを失っても立ち止まることができない・・・・・。昨日の友は今日の敵・・・”独りよがり”の王道をそんなに急いで どこに行く。所詮、80億分の1。白昼を照らす明かりは有っても暗闇を照らす”光”は どこにある? 一方通行のハイウエイ 迷い込んだ逆走車、・・・・入口と出口の誤りが因、その果は・・・・・。モノゴトには引き際が肝心・・・古代人に有って、現代人にないもの・・・・??? |