源究230t230
NO | テーマ | 月日 | NO | テーマ | 月日 | NO | テーマ | 月日 | NO | テーマ | 月日 |
4111 | 時代の空気 | 7/13 | 4116 | 然もありなん | 7/29 | 4121 | 礎(いしずえ) | 8/16 | 4126 | パラドックス一考 | ☆ |
4112 | 循環型社会 | 7/16 | 4117 | 裏 と 表 | 8/1 | 4122 | 石の上にも・・ | 8/19 | |||
4113 | 無い物ねだり | 7/20 | 4118 | 処世妙技 | 8/4 | 4123 | リセット | 8/22 | |||
4114 | 4万4700 | 7/22 | 4119 | 鎮める・鎮まる | 8/9 | 4124 | ものさし | 8/25 | |||
4115 | デリケート | 7/27 | 4120 | 落とし穴 | 8/13 | 4125 | 天秤棒 | 8/27 |
4111:時代の空気
現代人は世界中から時間構わず送られてくるニュースに喜んだり心配したり、でも、その真偽は判らない。膨れ上がった情報の中から真実らしきものを選び出すのに相当の時間を割いているわけです。こんな状況で”こころ”は平らけく安らけくなっていられるでしょうか?モラルなき社会、守れないルール、発信元を特定できず、警鐘をならすだけ。 これが実態ではないでしょうか。既に100年前にこうなることを予測していた人がいました。それを無視、一蹴し、進化するための過程に過ぎないと言い包めてきた人達も・・・・・。どうです貴方が望んだ通りになりました?小一時間にサギメールが10本以上入る。唯一の防御策がメールを開かないこと。今更 何のため、何を どうしたいの ???。イタチ(鼬)ごっこ(循環経済)?。 8月15日。・・時は流れ 変わってはならぬ事が記憶から薄れていくように思える時代の空気。「記憶」と「記録」の違いは・・・・。 |
ヨーロッパは40度を超える猛烈な暑さ。これが偏西風の動きによるものとしたら、西から東、いずれ日本にも酷暑が襲う。豪雨による災禍は地球上のどこかで常に起こっています。更に地震による被害、・・・・。 生き物の中で人間だけかもしれません。裏と表を使い分け、ああ言えばこう云う、自分の不都合なことは棚に上げ、相手をやり込める算段ばっかり! あまりにも暑くて、久しぶりに市立図書館に逃げ込んだ。借りた本、2冊。①『人工知能の核心』 羽生善治・NHKスペシャル取材班 ②『人間は「心が折れる」からこそ価値がある』苫米地英人。 AIに関する書棚に驚いた。その本の多さと真新しい本ばかり。 関心の大きさを感じました。その中で印象的だったのは、・・・≪大英博物館で古代ギリシャ時代の壺絵「将棋を指すアキレウスとアイアス」という作品です、戦場に赴く直前の二人の兵士が将棋を指す様子が描かれています。これから死んでしまうかもしれない二人が・・・です。私はこの絵を間近に見て、将棋が長い間、廃れずに続いてきた理由が、腑に落ちるような気がしました≫・・・・(①p233羽生さんのあとがき)) |
4112:循環型社会
2000年「循環型社会形成推進基本法」が制定され、生産者に廃棄物の最終責任を課し、大量生産、消費、破棄から廃棄物ゼロを目指す。生産者&消費者の定義? 法律も四半世紀も経てば、見直しもされていると思うが、今どうなっているのか判らない。応病与薬、病に応じた薬も薬の飲み合わせによっては副作用?? 厄介なのは 国によって違うルール、法の網の目を潜る指南書・・・等々もあるらしい。 じゃ~日本のゴミは減っているのか増えているのか? 綺麗な場所にはゴミを捨てないようだ。 人間の良心とは、道徳的に正邪・善悪を判断する人間の意志。それには生得説・経験説・批判説があるという。 |
参議院選挙の期日前投票に行ってきました。いつの間に政党の数が増えている。ハッキリしているのは、投票する側の身にはなっていませんね。今回もやる前から判っているのは投票率・・・他国に誇れるような数値は望めまい。マンネリから本気になって抜け出そうとする気概を感じない。否、方法が浮かばない。戦後80年の記念すべき年。国政を託す代表者を選ぶには、如何なものか?いつまでもこの状態を続けるつもりですか?もしかして循環型とマンネリ化が同義語になっていないだろうが? 今やらなければならぬ事、変えなければならないのは何か?国をあげての議論が不可欠ですね。でなければ前法が「マンネリ社会形成推進基本法」となり変わるかも。 ・・・大統領は多数派が選んでくれたんだから 多数派と同じ生活をしなきゃいけない・・・と公言し報酬の大部分を財団に寄付し、月1000ドルで生活したというホセ・ムヒカ氏(元ウルグアイ大統領)の言葉。 |
4113:無い物ねだり
・・・三界は安きことなく、なお、火宅のごとし・・・・火宅とは苦に満ちた世界としてのこの世・・・・(【法華経】〔譬喩品])。 三界は欲界・色界・無色界の三つの世界。八大地獄から六欲天まで、六道輪廻を繰り返す。 互いに敵意をもって対立する関係は何故生れるのでしょうか?仏教は”煩悩”が原因と説く。肉体や心の欲望、他者への怒り、仮の実在への執着。三毒(貪瞋痴)・・・・。何ごとも度を超せば、三悪道(地獄・餓鬼・畜生)の世界に入ります・・・。 |
梅雨が明けました。暑すぎても寒すぎても不満タラタラ、人間以外の生き物との違い?我慢の有無。贅の限りを尽くし、止せばいいのに大言壮語。”見えを切る”。”見えを張る”。切った張ったで忙しい。 是れホンの一握り、そうとも言えぬ 諸行の実相! ところで・・・≪偽情報排除に「覆面捜査官」≫・・・某新聞第一面を見て、なんとも感じませんか? 参議院選挙の真っ只中、SNSで情報を得る人が増え、新たな問題へ対応急務、どうも、そのためなんでしょう、なぜか腑に落ちない。何のため 誰のためかの愚痴転倒。ダメだ~こりゃ!同じ穴のムジナ。・・・・無礼千万!一緒にするな!と寺の貉と立ち話。無い物ねだりも程々に。。。。(ナマグサ) |
4114:4万4700
"参議院選挙”20日に終わった。全国で4万4700ヵ所の投票所、その数は徐々に減っているというが、凄い数です。選挙に掛かる経費、これも大変なものでしょう。 なぜか”費用対効果”の話は上がらない。今回の最終投票率は57.91%だった。期日前投票が2618万人で過去最高らしい。2022年の前回選挙と比べ投票率は5.9ポイント増えたが1989年より36年の間未だ60%に達っせない。今回初めて投票した人もいたでしょう。次回はどうなるか?権利と義務、法律によって正当に賦与された資格が権利、じゃ~義務は? 問題と真剣に取り組もうとする気がなく、その場凌ぎのご都合主義、これを一掃するには????。候補者も有権者も生半可な努力ではできません。 江戸時代の”参勤交代制”と比べ今の日本で有って無きもの・・・明治に有って現代に無いもの・・・”役”(えき)という字が”益””疫”に、”汗”(かん)が”閑””癇”となって・・・・どうします!自由=自分ファーズトは〇 or ×。ルールの前にマナーはどう? |
”恩に報ゆる者は煩悩を洗われて其の身を清く保ち、一河の流れに同じ水を汲みたる輩は、幽明界を隔つといえど等しく御仏の光に会う・・・・”(表白集) 恩=慈愛。いつくしみ。洗う・・・汚れを落とす。斯様な時こそ言葉の意味を調べてみるのも大事かと、貴方の疑問が解けるかもしれません。ルールの前にマナーあり。あああ!なるほど。 44700所×15000円×1日×〇=∞(無限大) 財政逼迫の中、とらぬ狸の皮算用、失礼ながら身口意業 顛倒せぬよう よろしく頼みます。 義務を果たさず お咎めなし。積もり積もって 三悪趣 !昔なら 務めには責務、ルールの前にあったような記憶が。 |
国と国との関係はデリケート。外交問題は言葉だけでは解決しない。『平和安全法制』(2015年)は時代の必然。国民の要請か。・・・・(『日本人への遺言』渡部昇一:日下公人)・・ 参議院選挙が終わり、結果はどうだったでしょうか? 目立ったのは連立与党の大敗、既成政党の弱体、やたらと増えた政党の数、そして課題は山積、どこから手を付けて良いのか判らない。記録と記憶の違い?それは 何かに記し残すかどうかでしょうね。忘れないように 後で困らないように。方や記憶は自分の中に留めること。忘れることも言い訳も。体験が有るのと無いのでは言葉の重みが違います。戦争がそうです。現に今、中東やウクライナは戦争状態で解決の目処が付いていない。これも時代の必然なのだろうか?それであれば、自国の安全はどのように守るのかを国民に知らせ周知されるべきではないだろうか? これがハッキリしない。国家の機密?防衛だけじゃなく 食糧やエネルギーの問題は大丈夫なのか?国会審議が 国民の心配(要請)と自分たちの問題がごちゃ混ぜになっているように思えてしまう。政治とカネの問題は長く時間をかければ良いというもんじゃ~ないでしょう!それより重要事案はどうなんですか?無法が罷り通る世の中でデリケートなんて云っていられんでしょう。。 |
いつ頃からだろうか? 民放各社の同時間帯が似たり寄ったりのバラエティー番組。もういい加減にして変わらないと視聴者は勿論、スポンサーだって離れていくのではないの? 何でも見様見真似ではいずれ飽きられる。オリジナルな物は、複製・模写できるものとできないものがあります。 これからは難しい。AIにとって変わるのは時間の問題。そうなれば信憑性、発信元、を特定するなど出来なくなり。何を信じたら良いのか今以上に難しくなるだろう。法で規制するのが無理ならば自主規制?これぞ夢物語。 登山に例え、無踏峰の頂上を極める為のベースキャンプをどこに設置するか! 自然に学ぶ”原点回帰”、、判断に迷った時に頼りになるベースキャンプ go or stop? 何をトンチンカンなことをと一笑に付されるかも。 、迷惑千万な話です。否定はしませんよ! |
4116:然もありなん
諸般の事情から”然もありなん”、お手並み拝見、高見の見物・・・前もって予想されること、その微妙な間が必要と思いませんか?「丁」は偶数、「半」は奇数、サイコロで勝負を決める。いかさま、あと腐れ・・・・・。種々様々、多種多様・・・・ 逆に、だから やっていけるんじゃ~ないの?最初から結果が判っていたら味気ない。必然か偶然か、圧倒的に偶然が多いのに何故? さもなくばの「然も」は漢字で「然」、智慧と知識の違い。 (仏)阿頼耶識(あらやしき)は全ての心の働きの源。唯識思想。煩悩か真如か?(インド哲学)不二一元論。・・・・現代は明らかに”情報バブル”に進んでいるんでしょうかねえ~。 |
連日の猛暑に体の不調を感じている方は多いと思います。日本全体がスッポリと強い高気圧に覆われ、同時発生の3個の台風は揃いも揃って迷走する。この様な地球環境の変化に、警鐘を鳴らすだけ、結局、自分の身は自分で守る。これしか無いのでしょうか? ある日 某薬局にて・・・お年寄りの方が薬剤師と話している・・・周りを気にする風でもなく、大きな声で話すので聴きたくないが聴こえてしまう。 クスリ手帳を出し、複数の病院から処方されたクスリで訳判らず、どうしたら良いか尋ねている。飲まなくなって溜まったクスリ、新たに処方されたクスリ。。。。。余れば捨てれば良いんだとの囁き。聞き捨てならぬ話は待合室の他の客も聴こえたはず、皆さん黙って明日は我が身と。 願わくば 自由があたり前、強制・拘束・支配を受けず自律する社会。それには自制する能力や義務や責任はどうなりますか。世の中にある万事が万事、知らぬがホトケ・・・・・・然もありなん!(表裏帳簿) |
4117:裏と表
両面コピーは、用紙を節約するため?でも紙代とインク代を考えるとどうでしょう? 裏と表は内情と外見。同じか別かの違い在り。良寛さんの時代には勿論、コピー機などありません。≪裏を見せ表を見せて散る紅葉≫(良寛辞世の句) ”表を見せ裏を見せて”とはどう違うでしょう。言葉の意味と重さとなれば、どっちかな?最近はこのような事を良く考えています 微妙の差!変でしょうか~? 日本語の不思議さだと思います。子供は沢山の言葉を学び自分のものにしていくのですが資質の差はあってあたり前。糸賀一雄先生が伝えたかった”この子らを世の光に”は”この子らに世の光を”とは違います!自徳を照らす為の光ではなく、何かに迷った時に照らす光です。その証に彼等と一緒にいると 自然と心が和んでくるのを経験されたことがありませんか。 |
病院の待合室、3連休明けで患者さんで大変混み合っていました。私は覚悟して待つことにしました。すると大声を発する方がいました。直ぐに尚恵学園の仲間だということが判りました。車二台で利用者さんが3人、スタッフは4名でした。その中のお一人の方が大声をあげ騒いでいたのです。その時のスタッフの対応に私は頭が下がりました。順番を待つことが苦手な方が多く 付添いのスタッフのほうが多くなることが日常的にあります。周りの人達の視線がその子と自分に一斉に向く。その時の自分の心中は??? 焦らず 驕らず 諦めず・・・言うは易しの裏表。 |
4118:処世妙技
処世とは この世の中で生きていくこと、その間、誰しもが望みを叶えることに四苦八苦、労せず適うことはありません。これが 納得出来る時と出来ない時がある。 ”平常心” わかっちゃいるけど・・・・・止められず。厄介なのは”欲(煩悩)”、強弱、大小定まらず。だからでしょうよ。四苦八苦。これじゃ~堪らん・・・と諦める。こうして流転三途の業をなす。 仏の教えを言葉で解するのが難しいならばと、例えをもって説かれます。荒れ狂う台風が過ぎれば海は凪ぎ、穏やかな状態にもどる。2000年以上の年月を経ても変わらぬ実相!。 何ごとも 焦って 事をなせば、どうなるか。唯一、自ラ体験シ会得スルノミ。是レ処世ノ妙技ナリ・・・云々。 |
(諸行無常)昔から変わらないことに何がありますか?当然だと感じてしまったこと、あたり前に慣れてしまうと感謝の気持ちは薄れます・・よね。権利を主張するが義務を果たさない。その原因は何でしょうね?同様にルールはあっても守らなければ世の中どうなりますか? 、・・・法法法・・・。法によって雁字搦めで身動きでず。 変化に上手く適応することが益々難しくなっています。 そこで(諸法無我)この世のあらゆる存在は因縁により生じ、実体としての自我はない。 〈仏)七慢の一つに我慢。我慢は自分に執着することから起こる慢心((思い上がりのこころ)。(唯識) 仏教を建物に例えれば基礎・柱・壁・屋根・窓・・などで成り立っていることが判ります。でも、そこに住む人間は一人ひとり違います。縄文時代は1万5000年続いたという、縄文人と比べ現代人はどうでしょうか?ひょっとしたら”七慢”オーソリテイが随分増えたかも。(涅槃寂静)悟りが絶対の静けさであること。処世⇔三法印。 |
4119:鎮める・鎮まる
鎮めるは鎮まるに対する他動詞。日本語は英語などと比べ主語・目的語の表示はそれ程明らかにしない。 だから誰が何をどうするのかということがボンヤリしているかもしれません。仏教経典には”如是我聞”(私はこのように聞いた)という冒頭表記が多い。何を?仏説を。釈尊が説いたことを弟子たちが文字に残したのです。ルールの前にマナーあり。 前項の≪七慢≫の中に②『過慢』・・自分と同等の人に対し、自分の方が上だと思うこと。⑦『邪慢』・・・間違った行いをしても、正しいことをしたと言い張ること。他に5つの慢(おごり)・・①慢③慢過慢④我慢⑤増上慢⑥下劣慢があります。 慢と侮(あなどル)は類義語。どちらにしても あまり良い言葉ではありません。仏教経典はパーリ語・サンスクリット語・漢語・チベット語・・・などで書かれたものが残っています。また、成立年代によっての違いもあります。 ☆ 当てになるのは記憶か記録か? 貴方は どう思います? 戦争の因果、互いの言い分!鎮めるか鎮まるか。『冷暖自知』 |
『冷暖自知』は水の冷暖は自分で飲んでみて判るという意味です。仏教の修行→悟りを喩えたもの、私達がAIやSNSで判ったような気になって、有頂天と為らぬよう? 感情・欲望を抑えることもAIに託せるとでも思っているのでしょうか?有頂天は無色界の最上天である非想非非想天のこと。ムムム! この世にある例証あげれば切りが無い。メールの実体? 恐らく99%が詐欺メールとなっても、開かず無視するのが残された唯一の対処法。仏教では三界の火宅・・三界安無シ 猶火宅ノ如シ・・・ 三界は欲界・色界・無色界。 この世が全てそうだと謂わぬまでも無節操な人間が増え過ぎ、苦に満ちた世界を火宅に例えた。(法華経<譬喩品>) 燃え盛る炎を水で消せなければ‥‥貴方はどうします? ”知足”か”我慢”?(ナマグサ放談) |
落とし穴に 注意! 知足は<足るを知る>。我慢は<耐え忍び こらえる>こと。このような話をすると嫌われる。誰だって自由と豊かさには関心があり、不便より便利、遅いより早い方が良いに決まっている・・・と。あわよくば今が良ければそれで良いって具合。願わくは 度を超さず、程よい程度に・・・・ ・・・富士の嶺(ね)を高み畏(かしこ)み天雲(あまくも)も い行きはばかりたなびくものを・・・(訳)富士山は高く恐れ多いのか 天雲さえも通過をためらってたなびいている・・・(万葉集 321 高橋虫麻呂) 人は過ぎ去った過去から信義、礼儀を学び、今世を生きて 未来に託す。道を誤れば迷い苦しむ、是も体験せねば判らない!万葉集は奈良時代末期(8c)に成立された。富士山を日本人は誇りに感じ、畏敬の念を抱いて詠んだ。外から見える落とし穴、内に見えない落とし穴、物とこころの落とし穴。(備忘録) |
メリットとデメリット,どちらかに偏り過ぎると支障をきたす。利益⇔不利益、長所⇔短所、仏教では<不二の法門>(維摩経)、貴方にとって、思ってもいなかった拾い物、それとも落とし物・・・。視座や立場を変えれば反発でなく同情や共感が生れるのも同じなのだろう。 8月は盆月、日本各地で迎え盆や送り盆が行われます。慣習も時代と共に形は変わってきました。でも変わらないものもある。親が子に伝え残したいこと、子が親に伝えたい事・・・。 今年の施餓鬼会は猛暑の中で終わった。宗教は違っても、底流にあるものは同じ願いではないでしょうか! 平和と安心。憎しみや悲しみを心から望む人はいない。自分さえ良ければ良いと思うことが強すぎれば他との軋轢が生れる。互いに譲ることがなければ 争いになりますよ。 富士山をみてどのように感じますか!登ってみてどうでしたか!高山の砂礫地に咲く”コマクサ”に貴方は何を観じますか!・・・・・六根清浄・・・・ろっこんしょうじょう・・・・(*)六根→眼、耳、鼻、舌、身、意。(生の礎) |
4121:礎(いしずえ)
自然は おのずから存在し、この世界を秩序だてている。山。川。海。そこに生きる生き物。天地間の森羅万象。(大辞林) 自然は人間を育み恵みを与えてくれる一方、災害をもたらす。これは生きる為に受けねばならぬ私達の宿命なのでしょうか! 否、自然の恵みへの感謝を忘れ、勝手気儘な行いを無反省で続けていないだろうか。”因縁”によってあらゆるものが生ずるというのが仏教の基本の考えです。原因と結果。貴方は争いと共生のどちらを望みますか?現代人はその判断が怪しくなっています。自分たちの正当性を主張するだけで相手のことは考えない、これでは共生は望めない。いかに豊かになっても、それは決して長続きはしないという。・・・無常観・・・。 人々が何故、苦労して山を登るのか? それは自分の人生と重なるからではないでしょうか? 山岳信仰で六根清浄と唱えながら登ります。六根⇔六官⇔六感⇔六識・・・執着を絶ち、清浄なこころを獲ること。 汚れたこころで目的を果たしてもそれはまやかしでしかないという先人の教えです。・・・・<この子らを世の光に>・・・・清浄無垢な子たちから貴方が学ぶことじゃないのですか! |
”人間堅固なるが身を過ぎる元なり”・・・・こころし自らを戒めよ・・・ (茶飲み話)漢字が書けなくなった。 スマホの影響(?)。瞬時に答えが出る。もちろん道案内も然り。目的地を音声と地図で教えてくれる。今後も開発競争は止まるまい。どこまでいったら満足するのか? 常識は非常識? その代償として人間生来の身体力を劣化させる。自然を有りの儘に受け入れることより、自分たちの都合で変えたがる。18C半ばの産業革命から地球上で起こった2度の世界大戦、またしても 同じ過ちを犯そうとしている。 ・・・新盆の棚経(56件)は無事終わりました。思いがけず盆の3日間の気温が下がり、どうにか責務を果たせました。これで、ゆっくり眠れるかと思ったのですが逆だった。 ”不自由があたり前と考えれば不満は生じない!” 。・・・ナマグサ忙中雑感・・・ |
4122:石の上にも
忍耐…石の上にも?年・・・苦労して築いたものを一瞬にして破壊され。壊した相手も判らず、・・・それでも3年辛抱する??? このような無理無体なことをされたら貴方だったらどうしますか。 理不尽があたり前となった世の中を想像するだけでも耐えられません。それは目に見えるものだけじゃない。基礎(いしずえ)のない豪奢な建物に住んで安眠できるものでしょうか? ブータン首都テインプーの近郊にある チベット仏教寺院を訪問した時を思い出します。少年修行僧が砂で曼荼羅をつくっていました。 出来上がると折角つくった曼荼羅を一気に壊してしまいます。他の僧たちは広い草原の中で思い思いに瞑想していました。 あの時の若き僧たちは 今 どうしているだろう・・・・。(忍耐と寛容の狭間に忍び足) |
国連による幸福度ランキング(SDSN)2025年版、1位は7年連続でフィンランド、上位に北欧の国が占め、長年、ブータンがトップの座を占めていたが急落した、何故?。その理由としてスマホやインターネットをブータン国民の大多数が使用するようになったことをあげている。日本は55位で前年より4つ下がった。 清濁併せのむ・・・度量が大きいこと。御人好し・・・気がよく、他人の言う事をすぐ信じたり、引き受けたりする。確かに思い当たる処はあります。結局、我が道をいくしかない。見様見真似も程々に。 痒い!瞬時に思った。蕁麻疹? いや!蚊? 因には外と内がある。それを一緒くたにしても解決しない。元から変えねばダメでしょう。それよりも ”不自由があたり前と考えれば不満は生じない!” いま 蚊の攻撃を避けるため両足を机の上にのぜ、パソコンをうっている。(ナマグサ行住坐臥) |
4123:リセット
防犯カメラ、電話にトラブル、原因が判らず、盆休みで修理を頼むにも業者と連絡が取れす、休み明けまで待って電話しましたが二つの会社の対応が全く違いました。一方は0120のフリーダイヤル、朝から電話しましたが<大変混み合っていますので此の儘お待ちください。>との自動音声が繰り返されるだけ。もう一方は<担当者が今、出ていますので担当者から電話をさせますので少しお待ち下さい>と肉声 そして、その日の午後担当者が来てくれて復旧できました。この対応の差は一体何なのでしょう!。 これは日本全体が抱える問題じゃ~ないでしょうかね。販売には熱心だが、後の対応が怪しい。ハッキリ言えば会社の姿勢の問題です。主客顛倒ご都合主義。もしこれで経済が上手く回っていくとしたら ダメだわな。ボタンの掛け違いどころの問題じゃない。 益々 おかしなことになるんだわ! 利益第一主義をこの辺でリセットしないと・・・・。変わりますかね???≪少々 このまま お待ちください。≫ |
M&A?想定内のこと?それとも・・・・・。表面化しないことが多いので、いざ自分に降りかかって初めてわかることかもしれません。規模の大小に関係なく資金がつきれば事業継続は出来なくなってしまいます。M&A・・合併&買収。(因果ノ証) そうなれば立場・関係は一変し自分は大丈夫だからと言ってはいられません。法的手段をとったとしても、思うようには進まない。これが現代社会の実相。 あまりにも身勝手なことをすれば信用を失って、今まで親しくしてくれた人達は離れていくものです。。身勝手なことって? それは自分の都合だけで行動したり、考えたりすること~じゃありませんか!(忍耐・寛容の物差し) ・・・一神教の精神的背景には、厳しい乾燥地帯がある・・・・(『ブッダに学ぶ老いと死』山折哲雄より) |
4124:ものさし
「常識」の英訳はcommon sense 、well-balanced (ジーニアス和英辞典) 狂った物差しで長さを測ったら、壊れた秤で重さを測ったらどうですか? 「中道」は golden mean 、 middle course 、middle-of-the-road(同上) ならば 「折衷」「仲介」は? 私の拘りは盆明けになると再発する。一年間に身罷った人のご葬儀の数が60件、今までで最も多かった。盆中、自宅に伺い、読経、棚経で様々な話を伺いました。遺影と向き合うと記憶が蘇る。コロナの大流行から葬儀の形が変わりました。それがどうなのかを判断する物差しはありません。形は変わっても変わらないものがあると思います。それは≪ニルヴァーナ≫、漢訳で<涅槃>、その意は【生の安らぎ】ということです。その方にとってどうすることが”安らぎ”となるのか? これが供養の原点だと教わりました。亡くなった人、遺された人にとって それが真の安らぎとなるかどうか? 弟子たちが釈迦に質問しました。、釈尊はどのように答えたでしょう。 それは ”四諦八正道”です。・・・釈尊の言葉が単なる哲学ではなく宗教である証。(上掲本) |
四諦・・苦・集・滅・道、八正道・・正見・正思・正語・正業・正命・正精進・正念・正定。 釈尊の悟りから我々は何を学び、どのように生きていけば良いのか?生老病死の四苦と愛別離苦・怨憎会苦・求不得苦・五蘊盛苦で八苦。これらの苦しみをどうすれば和らげることができるのか。人生を山を登ることに例え、自分の老いや死とどのように向き合っていけば良いのか。宗教学では 環境の違いによって宗教の違いが生れたと謂われます。年間降水量が数ミリという厳しい砂漠地帯と日本のように湿潤な気候で森に囲まれた環境では違ってくるという。「論湿寒貧」、 私達は地球環境の変化から逃れることはできまい。長い間、自然の恵みを大切にすることではなく自分たちの思うように浪費して来なかったでしょうか? 共生、共存を阻む要因は人間側にあると言います。協約・憲章・議定書・宣言・規定・規約など、互いに合意した取り決めを一方的に反故にするという蛮行は無くならない。「因果応報」 「十二因縁」 |
日本列島、連日の茹だるような暑さ、熱中症警戒アラートは止まず、大雨をもたらず線状降水帯、これでは外出を控え、ジッとしているしかない。こうなった原因は日本近海の海水温の異常な高さ?海流、偏西風の変化によって起こるのか。 豪雪地帯の八幡平、湿原から湧き出す地下水は6℃だという。まさに冷蔵庫で冷やした水の様。保冷か保温かの境界、”天秤棒”荷を担いで運ぶ昔からの道具。日本人のこころ、季節の変化、春夏秋冬を歌や句に詠んだ。それも、いつの間にか季節の境目が判らなくなっている。境内に昔からある山桜の老木、苗木から育て、今40センチの太さに育った三春の枝垂れ桜。どちらも紅葉を待たず青い葉を落とす。猛暑と少雨のために自ら葉を落とし負担を軽くして耐えているんだと想える。 お寺はどうにか盆が終って、束の間の静けさを迎えた。長期天気予報によれば 猛暑が収まるのはまだまだ先らしい。手を入れ綺麗にした境内もいつの間に雑草が蔓延っている。特に”帰化植物”の勢いは凄まじい!秋が待ち遠しい~よ。今年の梨は実が大きくならないという。ああああ! 寛容と忍耐。・・近況報告ということで。 |
人間は寛容と忍耐を自然から学ぶ。そうでありながら自然に礼を失するようなことをしていないでしょうか? ・・・我が儘にまつりごちておはしませんか!(大鏡)・・・宗教に共通するものは、安らぎを得ようとする心のはたらき・・・それが オカシナことになっていないだろうか? 目的を果たすためには手段を選ばず、誤った価値の元に、殺戮、略奪を正当化する。それは安らぎの真逆の末路へまっしぐら。道徳・経済、あらゆる法則をすり替え独善を良しとし、それが”力”だと勘違う。持ちきれない荷を担いで頂きを目指す片棒担ぎのよるべなき人。 ※『求む、有能でないひと』G,K、チェスタトン Whats Wrong With the World ! |
4126:パラドックス一考
”『求む、有能でないひと』”(チェスタトン著:阿部 薫訳)・・・本の題名である。 ・・・「このごろの混沌状態は人間が最初に望んだことをおしなべて蔑ろにしているせいである。それぞれが手に入りそうなものだけを要求する。心底から望むものを求める人がいない。大衆は人間が最初に望んだことを直ぐに忘れる。政界で成功活躍する当人自身でさえ忘れている。それで、なにごとにつけても次善策の大氾濫、応急策の伏魔殿となる・・」(上掲本p11抜粋)・・・チェスタトン(1874~1936)流のパラドックス。興味津々である。「伏魔殿」? 魔物が潜んでいる殿堂。どこが?政界がである。これを書いたのは100年前になる訳でしょう。いずれこのようになりますよ・・・と。次善策?最善ではないが 次に善い方法。が大氾濫というのですから 先見性が凄い。人間が最初に望んだことがどうなっているかですね。じゃ~99%が迷惑メールという実態をどのように。当時はSNSという言葉は無かった?大氾濫&伏魔殿! ・・・「パラドックスには二種類ある。良いとか悪いとか、ウソとかまこととか、そんな違いではない。何かを生み出すかどうか、生命を与えるか死を宣告するか、違いはそこにある。」(上掲本:p231) |
・・・「現代がいかに喧騒に満ち、奮闘努力を要するかを嘆くのは、今日ではほぼ決まり文句になっている。けれども実は、現代の第一の特徴は底知れぬ怠惰と倦怠にある。事実はむしろ、本当は怠惰であるからこそ見かけの喧騒が生じているのだ。ごく外面的な例を挙げよう。現代の街路はタクシーやマイカーで喧騒をきわめている。だがこれは、人間が活動しているからではなく、実は人間が活動していないかからこそなのだ。人間がもっと活動し、要するに自分の脚でもっと歩きさえしたならば、喧騒ははるかに少なくなるはずだ。今日の世界は、もっと奮闘努力さえすれば静かになるのである。」・・・(『正統とは何か』正統のロマンンス。p226。チェスタトン) * チェスタトンが唾棄(だき)すべき異端とみなしたのは近代を彩るものとしての進歩主義そのものであった。(西部邁)* |
4127:有難迷惑?
言葉の真意はかりかね 返すコトバが見つからず。 有難迷惑? 有り難いのか、それとも、迷惑なのか?老婆心切ながらの申し上げ。そうであるなら初めから申し上げないほうが良いのでは? ・・・身口意業常に顛倒し 還って無量不善の業を犯す(密厳院懺悔ノ文)。要は行っていること・言っていること・思っていることの三つが逆さまだから善くないことをしてしまう。厄介なのは、当人がそう思っていないか。争いも元を正せば因果の法、因が原で果で結ぶ・・・・.一歩進んで二歩下がる。・・・・度を弁えず只管(ひたすら)先を目指しても、いつまでたっても目指す地には近づかず。 是は初めから目的地がない道理に同じ。因が怠惰で果は喧騒。 |